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洗顔は、一日の終わりに肌から余分な汚れを落とし、肌の状態をいったんリセットする行為です。
余計な汚れが、睡眠中も残っていると、肌への刺激物質となりトラブルや乾燥の原因となるほか、肌の再生を邪魔して、新しい肌への新陳代謝の阻害要因となります。
では、どういったものが肌の汚れとなるのでしょうか。
まず一つ目は、空気中に含まれる様々な物質です。
ほとんどの汚れは目には見えません。ただ、雨の降った翌日に窓やベランダに様々な汚れが付着するように、空気中にはいろいろなものが飛んでいるものです。
代表的なものに、埃、排気ガスなどがあります。
また、最近話題となっている大気汚染物質、PM2.5などもその一つです。
時期によっては花粉もかなり飛んでいて、花粉にアレルギーのある花粉症の方は、帰宅後に速やかに落とさないと、肌の乾燥を招く「花粉症乾燥肌」と呼ばれる状態になります。
なお、肌が乾燥している場合、細胞と細胞の隙間に花粉が挟まり、これがきっかけで花粉症を引き起こすこともあると言われています。
現在、花粉症を抱えていない方も、特に花粉で悩む方の多い季節には、しっかりとした洗顔と保湿には気をつけましょう。
更に、室内では食べ物などから飛んだ脂や、タバコの煙なども気をつけたい汚れです。
このように空気中の汚れには、様々なものがあり、日中汗や皮脂でガードされた肌に付着していますので、しっかり洗顔で落としましょう。
皮脂は、肌を守るために必要な成分です。
ただ、皮脂は紫外線に当たったり、時間が経過すると酸化して、肌への刺激物質へと変質します。
特に男性は皮脂が雑菌により分解される際、体臭の原因となる物質も作り出しているため、注意が必要です。
加齢臭の要因となるノネナールも、この分解によって発生する成分ですので、一日の終わりにしっかりリセットすることは体臭予防の面でも気をつけたいところです。
また、古い角質も落とすべき汚れです。
古い角質は、通常、垢となって自然に剥がれ落ちます。
ただ、昆虫が脱皮するように、一斉にぺろっと落ちるわけではなく、小さな細胞単位で剥がれ落ちるため、部位によってしっかり落ちてくれないことがあります。
特に乾燥が起こっている場合は気をつけたい時期です。
古い角質は、特に毛穴の周りに集まりやすく、これが毛穴の縁で盛り上がって残ることにより、より毛穴に光が届かなくなり、黒く目立った毛穴となります。
更に毛穴の中に落ち込んでしまうことで、皮脂の出口をふさいでしまいます。
すると毛穴内部では、皮脂を餌とするアクネ菌などが繁殖するために、ニキビの原因にもなるのです。
これらは、思春期はもちろんのこと、大人になってからも起こる現象です。
顔を触ってみてざらついたり、以前より透明感がなくなったと感じる場合、古い角質が残っています。
1~2週間に1回程度は、ピーリング、酵素洗顔などを用いて、古い角質を一掃するのもいいでしょう。
ただし、これらはやり過ぎると、肌を外的刺激に弱い敏感肌へと変えてしまうので、使用には注意が必要です。