洗顔料は使わなくてはいけないの?普通の石けんではダメな理由。

洗顔料は使わなくてはいけないの?普通の石けんではダメな理由。

顔専用の洗顔料はなぜ使わないといけないのか?身体を洗う石けんではダメなのか?そんな疑問の解消と洗顔料を使うべき理由について解説します。

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洗顔料は使わなくてはいけないの?普通の石けんではダメな理由。

わざわざ顔専用の洗顔料を使うなんてムダ。
昔の人はそんなものを使っていないのに、問題なかったじゃないか。

 

こういう声はよく聞くと思います。
確かに、別途洗顔料というカテゴリーを作り出し、新たな商品を売り出したいメーカーの意向というのはあったでしょう。

 

ただ、実際に身体を洗う石けんやボディーソープを使って洗顔すると、どうしても肌が乾燥しやすくなってしまいます。

 

というのも、身体を洗う石けんは、「脱脂力」つまり、油分を除去する力が強すぎるのです。

 

顔は夕方になるとテカったりして、身体の他の部分より皮脂量が多いイメージです。
ところが、実際には身体の方が顔の10倍以上も皮脂が出ているので、身体を洗う石けんの方が脱脂力が強いのです。

 

皮脂がベトつくオイリー肌で悩んでいるという方は、だったらちょうどいいのではないかと思ったかも知れません。
しかし、皮脂は本来、肌にとって必要な成分です。別にムダに出ているわけではありません。

 

しかも、皮脂は適正な量を身体が自動的にコントロールしているものです。
現時点で、皮脂がベトつくほど出ているというあなたは、逆に考えると、肌が乾燥がちで荒れているために、身体がそれ以上の悪化を防ごうと皮脂をたくさん出しているのです。

 

これを脱脂力の強い石けんで全て洗い流してしまうと、まだまだ足りないと考えた身体は更に大量の皮脂を出すよう命令します。
すると、洗っても洗っても皮脂が出てきてしまい、最後にはべっとりと垂れ下がってくるような状態になります。

ボディソープにも注意が必要

また、優しく身体を洗うと訴えられているボディソープもちょっと怖いもの。
優しくとは言っても、液体状のボディソープの場合、かなり多くの界面活性剤が入っていることがあります。

 

界面活性剤とは、油分と水分とを混ぜ合わせるのに必要な成分です。
例えば、某台所洗浄剤のCMでは、べっとりと油のついたお皿にたった一滴垂らすだけで、キュキュッと音のするほどきれいになるなんていうものがあります。

 

あのCMのようにきれいにさせる成分こそが界面活性剤です。
実際、台所洗浄剤を毎日使用すると、本当に手がボロボロになるほど荒れてしまいます。
その結果、手に慢性的な湿疹ができることがあり、これを主婦湿疹などと呼ぶこともあります。

 

主婦湿疹は、世界中の女性の間で悩み事となっていて、防衛法が政府機関から通知されるような国まであるほどです。

 

さて、話は戻りますが、多少力は弱めてあるとは言え、このような洗浄力の強さを持つボディソープを、身体より皮膚の薄い顔に使えば、当然皮脂や本来肌の持つバリア機能が壊されてしまいますので、続けていけば肌がボロボロになります。

 

故に、顔には顔専用に洗浄力を適度に抑えた洗顔料が必要なのです。
もちろん、市販の洗顔料にも色々あり、中にはかなり洗浄力の強いものもあります。
ただ、いずれにしてもボディソープや石けんを使うよりはマシですので、面倒がらずに洗顔料や洗顔石けんを使うようにしましょう。