本サイトではアフィリエイト広告を利用しています
洗顔は、石けんをしっかり泡立て、泡そのものに汚れを吸着させて落とすことが基本です。
ただ、泡立ては意外と面倒で、CMのようにきれいな泡を作るのは難しいもの。
そこに目を付けたメーカーでは、ポンプを押すと最初から泡で出てくるタイプの洗顔料を開発し、売り出しています。
一見すると、面倒もなく、安心して使える洗顔料のように思えます。
しかし、この泡こそが肌をボロボロにしてしまう正体です。
というのも、泡を作るために配合されているのが、何種類ものも合成界面活性剤だからです。
界面活性剤とは、油分と水分とを混ざり合わせ、馴染ませるのに必須の成分です。
そのため、世界中で様々な商品に使われている一般的なものです。
と同時に、泡立ちを起こすはたらきを持っていて、より良く泡立たせるためにあえて配合されていることがあります。
最初から泡で出てくる洗顔料の場合、この泡を作り出す目的で界面活性剤が配合されていますが、ここで問題になるのが洗浄力の強さです。
泡タイプは、泡で出てくるために、何となく優しい感じを受けると思います。
また、メーカーが謳っている優しさという言葉やさっぱり、しっとりなどという言葉に惑わされると、結果的に洗いすぎになってしまうのです。
顔の肌が他の部位と比べても特に薄いもの。
顔の中でも口元や目の周りなどは更に皮膚が薄く、バリア機能が壊されると乾燥し、肌荒れやシワなどができやすくなります。
それを作ってしまう理由が、洗浄力が強すぎる洗顔料であったとしたら……
これは本当に良くあることです。特に日本人は清潔信仰が強いために、自分が思っている以上に洗いすぎていて、必要な成分まで洗い落としていることが多いのです。
その結果、肌から必要成分が足りなくなってしまい、肌が乾燥し、荒れていくのです。
一度、こうなってしまうとなかなか元の状態には戻りません。10代から20代前半などの若いときでしたら、新陳代謝が盛んですので比較的早く戻りますが、30代、40代ともなると治りが遅いもの。
特に60代になると、肌の細胞が入れ替わる(ターンオーバーと言います)の周期は約100日とされていて、一度痛めてしまうと、それだけ長期間、悪い状態が続くことになるわけです。
しかも、購入した洗顔料は毎日使うわけですから、日々肌を痛め続けているために、回復する余裕がなく、気づいたときには肌がボロボロになっていることもあります。
別に泡で出るタイプの洗顔料が全て悪いわけではありません。
ただ、自身の肌の状態、年齢、洗顔方法など全ての側面から考え、あえて泡で出る洗顔料を使う必要性があるのか、改めて考えてから使いましょう。