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洗顔料を使って洗顔すると、顔が突っ張った感じがして気持ち悪いという方がいます。
このように突っ張った感じが起こるのは、別におかしなことではなく普通です。
特に乾燥で悩んだり、肌荒れが起こっていたりするのでなければ、洗顔後に30分程度放置しておけば、自然に元の状態に戻ります。
このように顔の突っ張りが起こる理由は、石けんの成分により、肌がアルカリ性へと変わったためです。
肌は本来、弱酸性の性質を持っています。ところがアルカリ性の石けんを使うことにより、一時的に性質が変わってしまうのです。
(肌そのものはアルカリ性ですが、皮膚常在菌の働きで弱酸性に保たれます。)
これが顔が突っ張る理由です。肌が乾燥して起こっていると考えがちですが、関係ありません。
しっかり洗い流せていれば30分程度で元に戻りますので、つっぱり感がどうしても気持ち悪いというのでなければ、気にする必要はありません。
さて、この状態を防ぐためか、洗浄力の観点もあってか、化粧品メーカはこぞって「弱酸性」や「中性」の洗顔料を売り出しています。
これは、酸性の性質を持つ成分などを配合することで、石けんのアルカリ性を弱めている商品です。
これらの商品を使えば、つっぱり感はあまり感じません。
また、洗顔後に化粧水などでスキンケアをすれば、すぐにつっぱり感は解消されます。
これも洗顔後が肌が乾燥しているからなどと解説しているサイトがありますが、関係ありません。
そもそも洗顔直後に肌が乾燥していることはありません。なぜなら、入浴後の肌がふやけるように、洗顔後の肌も水を吸収してふやけた状態だからです。
ただ、弱酸性や中性の洗顔料の中には、合成界面活性剤を大量に含むものがあります。
これらは、肌の上に残り皮膚常在菌の働きを弱めてしまい、乾燥を招きます。
その結果、肌に良いものを使ったはずが、悪玉菌の繁殖を助けることにも繋がります。
ですから、アルカリ性か弱酸性かを気にするよりも、界面活性剤の配合量などを気にする方が優先です。